鹿児島県沖永良部島の妖怪。家に取り憑いて火事を起こすとされている鳥の妖怪の一種。
 火事が起こるのはこの鳥のせいだと言われている。鶏の姿で胡麻塩色の羽毛を持ち、頬は赤い。
 家の中に空の瓶や桶があるとその中に宿るので、水を入れておくか逆さまに伏せておき、ヒザマが宿らないようにするという。注意を怠ってヒザマに取り憑かれると火事が起こる。
 沖永良部島では邪神として最も恐れられており、追い出すためにはユタ(祈祷師)を呼んで儀式を行ったという。

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