古代ローマのプリニウスや17世紀の博物学者トプセルが記している。それによると、大きさは牡牛と子牛の間くらいで、革の翼を持ち、全身が厚く固いうろこに覆われており、顔は非常に醜いが鼻まで長く垂れ下がった鬣に覆われ隠されている。
 厚いまぶたの下には牛に似た赤い目があり、いつも地面を見つめている。
 草食性で危害が加えられたりしない限り、基本的におとなしいが、天敵に遭遇したり怒り狂うとたてがみを逆立て、その顔を露にし相手を睨み付ける。ゴルゴンの視線には致死性の猛毒が含まれているため、見つめられたら死んでしまう。それと言うのもゴルゴンが好んで食べる草には猛毒が含まれているため、体に溜まった毒をこうして身を守るために使うのである。
 別の説では、口から高熱のガスを吐き、それを浴びた者を石化させ、あわよくば石化を免れても、重い火傷を負うとも言われている。
 ゲームとしては、『D&D』の他、アバロンヒル社の『タイタン』に登場している。

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