最高神ゼウスが怪物テュポンと戦った時、アイギパンという半人半山羊神がゼウスに協力し、テュポンにおいかけられて海に逃げ込んだ。
 この時アイギパンはその姿をカプリコーンに変えた。この後、それを知ったゼウスがこの怪物を空の星座にした』と言われている。
 別の説では、アイギパンが神々と共にティターンと戦った時に、貝殻をほら貝のごとく吹き鳴らしたところ、ティターン達はその轟音にパニックを起こして潰走した。そのため、ゼウスがこの功績を嘉して星座とした。
 下半身が魚であるのは、魚と化して海に潜り、貝殻を手に入れた時の姿であるとされている。

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