中国神話に登場する怪物。虎の身体に龍の頭、馬の尾を持つ。赤ん坊のような声で鳴くとされている。
 姿については『牛のような姿で、人の顔に馬の足を持つ』という説もある。毛のある獣の中でも最大とされており、全長が80mもある。
『山海経』によると、『もともとは人面蛇身の天神であったが、危(き)と弐負(じふ)という神によって殺された。黄帝によって崑崙山で薬をほどこされ蘇生したが、川に身を投げて、それ以降は邪悪な怪物に変じたという。物凄い速力で中原を走り回っては人を襲っては喰い、堯の命を受けた弓の名手の羿(げい)によって退治された』とされて。

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